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イマを走るakippa株式会社に聞く”事業開発の現場で求められるエンジニア像”の話

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今回は「駐車場のシェアサービス」という画期的な事業を立ち上げ、急成長中のテックカンパニー akippa株式会社さんに「事業開発の現場で活躍するエンジニア像とは?」というテーマでインタビューをさせていただきました!

今回の目次

空きスペースを素敵に活用!akippaってどんなサービス?

赤塚
赤塚

今日はよろしくお願いします。早速ですがakippa株式会社のメイン事業 駐車場予約アプリ「akippa(あきっぱ)」というサービスについてお伺いさせてください!

井上
井上

よろしくお願いします!そうですね、簡単に言うと家の「車が止められるけど空いているスペース」や未契約の月極駐車場などの空きスペースを15分単位で予約したり貸し出したりできる駐車場シェアサービスです。

akippaはこんなサービス

https://www.akippa.com/

深沢
深沢

15分単位!?値段もだけど中々細かい単位にびっくり!

井上:一応システム上、次の人とバッティングしてしまわないように空き時間を設けたりしながら運用はしているんですけれども、やっぱり人気の場所だと2回転・3回転する事もあるので、「時間単位での貸し出し」のニーズは非常に高いサービスになっています。

深沢:なるほど、たくさんあるスペースの中でも「人気の場所」って出てきますよね。

井上:そうですね。駐車場が求められる場所は都市部が多いんですよね。例えば大阪でいうと梅田とか難波とか。

そういった「人が集まりやすい場所」は、当然ビジネスや買い物といったニーズも非常に高いエリアなのですが、一方で空いてるスペースは郊外が多かったりする。ここのミスマッチをどう埋めていくかみたいなところが面白いところではあります。

森村
森村

「あ、こんなニーズで駐車場が利用されているんだ」っていう発見もあれば、街中で「こんなところも空いてたりするんだ!」みたいなスペースが見つかったりもするので。両者をうまくシェアさせることができるサービスですね。

いいサービスやプロダクトはチームみんなでつくるもの

赤塚
赤塚

どういうチーム体制でプロダクトを作っているんですか?

井上:まず、大きく開発チームの中に大きく三つの役割の人達がいます。

  • サービス内にこういうものを作りたいと考える『企画』
  • 実際にビジュアルに落としフロントエンドまで行う『デザイン』
  • コードを書いてプロダクトとして世の中にアウトプットする『エンジニアリング』

井上:akippaでは開発チーム内で戦略上重要だと思われる「課題別」にチームを作って、そのチームごとに各種役割の人を配属して開発を進めています。

例えば「駐車場を貸し出したいオーナー様の様々な課題を解決していくチーム」を作って、企画1人、デザイナー1人、エンジニア2人みたいな感じでプロダクト開発をしていく。

一方で「駐車場を利用したいドライバー様の方の課題を解決していくチーム」も作って同じようにプロダクト開発をしていってます。

深沢
深沢

「役割」ごとでチームを作るのではなく「課題別」にチームが作られるんですね!

赤塚
赤塚

なるほど!akippaさんは昔からこういうやり方をされてるんですか?

井上
井上

いえ、このチーム体制になったのは2022年に入ってからになります。

受託開発のような体制からの変化

井上:1年半くらい前までは、企画は企画のチームが作り、それをエンジニアに渡して…といった上流から下流にかけて流すような形で開発を行っていました。プロダクトチームだけじゃなく、会社全体もそんな感じで。

でも、2022年1月に代表の金谷が「もっとプロダクトベースで事業を成長していかないといけない」っていうのを明確に掲げて。戦略的に解決していくプロダクトの課題を挙げていくなかで、おのずとそういうチーム体制になっていきました。

深沢:なるほど!関わる全ての役割の人がもっとプロダクトへの理解を持つことが求められるようになったわけですね。

井上:もちろん、企画がリードして考えるところはあるんですけど、例えば今、ACTBEWORKSさんからうちにジョインしてくれているエンジニアさんから「UIはこうした方がいいんじゃないか」とかってアイデアをいただいたり。

スクラム開発といえばスクラム開発なんですけどそういう皆で考えて皆で作るみたいな感じでプロダクト開発をする体制に今はなっていますね。

イマを走る企業がエンジニアに求めるスキル・マインドセットって?

赤塚
赤塚

akippaさんの思う「良いプロダクトを作るために必要なもの」をぜひ教えてください!

井上
井上

そうですね。2つあるんですが1つは「どこまでユーザー視点に立てるか?」

もう1つは、「プロダクトビジョンへの共感と理解を得られるか」ですね。

ユーザー視点に立てるか?

井上:これは職種に限らず、やっぱりプロダクトに関わってる以上は。

  • オーナー様やドライバー様がどういう人たちで、どういうことを考えてらっしゃるのか?
  • どういうことを課題に考えていてその課題をどう解決するためにakippaを使っていただけるのか?

そのあたりの理解を経た上で、プロダクト開発の議論をしていく。そこから実際の実装の仕様検討を考えていく。そういったところが「どこまでできるか」が大事かなと思います。

深沢
深沢

プロダクトを使うユーザーにとって「きちんと役にたつものになっていけるか?」その上でそれをどうすれば実装できるか…。ただつくるだけじゃなくユーザー視点の想像力を持ち合わせていてほしいってことですね。

井上
井上

最近だと、とある開発の中で非常に多くのデータ量を扱うことがありました。

そのデータ量はエンジニアが実際に収集してみて処理してみないと出てこないものなんですけど「その量のデータ量が果たして必要なのか」っていうところをエンジニア自身が考えて、データを仕様の見直しなどをしていくこともあります。エンジニアが単に実装するだけの作業者ではなく、利用する立場にたって自分ごととして行動してもらえると、やっぱり開発もスピーディーになりますしクオリティも上がってくるなとは思っています。

プロダクトビジョンへの「共感と理解」を得られるか

井上:もう1つの「プロダクトビジョンへの共感と理解を得られるか」は今後チームとしてのレベルを上げるためにも「akippaのプロダクトビジョンをどう実現するか?」というところに対しての理解、そして共感を得られるかどうかが重要だと思っています。

赤塚
赤塚

職場としてだけじゃなく、会社の一員としての共感と理解、という感じでしょうか。

井上:akippaが数年先につくりたいプロジェクトやそのために必要な技術要素に向けて、自分も勉強しておくだったりとか、ちゃんと仕様の検討・アーキテクチャの選定を行っていくなど。そういった話ができるエンジニアさんってやっぱりマネジメント思考であれ、スペシャリスト思考であれ非常に優秀だなと。

井上
井上

そんな人にご活躍していただけるような場所にしたいと思います。

ユーザーとエンジニアの視点を持っている人は本当に頼れる話

井上:ACTBEWORKSさん経由で来てもらってるエンジニアさんの話でいくと、ユーザー視点をしっかり持ってらっしゃると同時にエンジニア視点のプロだと思うんです。

その方の場合、例えば僕らが「こんなちょっと難しいUI考えてるけどいけますか?」と無理難題を言った時に絶対NOって言わないんですね。「いけます!」って(笑)

井上
井上

その上で「ユーザー様からするとこうした方がいい」みたいな話までしてくれるので、なんていうか頼れる。逆にこの人が「無理だ」って言ったら無理なんだって思えるんですよ(笑)

赤塚
赤塚

あつい信頼!(笑)

フラットな雰囲気づくりとチャレンジ精神大歓迎!?akippa株式会社の魅力

赤塚
赤塚

色々聞かせていただいたのですが、最後にこれだけは伝えておきたい!とかakippaのPRポイントとかあればぜひ聞かせてください!森村さんも何かあったら!

森村
森村

そうですねぇ…(空をあおぐ)

深沢
深沢

あ!私一つ聞きたいです!(前のめり)

お話を伺ってて作られてるチームがフラットな関係性だなと感じたんですが、そのために会社として意識していることってありますか?

森村:コロナ前はイベントでの交流の機会や、部活動制度など色々ありました。コロナを経て出社は完全に自由になりリアルでの交流の機会は減ったかもしれません。でも、代表や上の方々がいつでもフランクに話すような機会、例えば全社で『朝会』っていうのがあるんですけど、そういった場所でも凄い話しやすいような空気を作ってくれたりしていて。従業員全体があまり上下に縛られていないような環境っていうのは凄い大きいかもしれないですね。

森村
森村

例えば、代表の金谷に対してアルバイトの方とかが意見を言う事も全然ありますし。

そういう場面でも否定することはなく、きちんと聞く場を設けるという感じで(笑)

赤塚
赤塚

へぇー!!素敵!(笑)

森村:みんなが喋りやすい雰囲気を上の方々が体現しているからこそ、現場にもちゃんとそういう文化が流れてるんですよ。やっぱり新しく入ってきた人からしたら、今までいる人や上の役職の人がフランクに接していたりいい雰囲気を見て、やっと「自分もそう振る舞っていいんだ」と気付かされるところがあると思ってます。

居心地の良さを意識して設計されたオフィス。
コミュニケーションスペース「PARK」は、今は密にならないよう
フリーアドレス席としてものびのびと仕事ができるようになっている。

身の丈にあった組織を『自分たちで』つくるからこその居心地の良さ

井上:あと、 さっきの森村の話にも繋がるかもしれないですけどすごい庶民派感覚の会社なんですよ。

全然スマートではなくてですね。そんなこと言うと怒られるんですけど(笑)

深沢
深沢

ぜひお聞きしたい(笑)

井上:以前僕は東京で10年ぐらいIT企業に勤めていて、例えば戦略とか、事業1つ作るにしても『マーケットリサーチはちゃんとやりましょう』とか『海外の競合サービス調べて考えましょう』とかそういう考え方が当たり前でした。

でもakippaはそんな風に始まったわけではなくて。

本当に従業員の一つの困り事を「それってあるあるだよね」みたいな感じから今のサービスを作ってきたんですね。

アイディアの発案の時もそうだし、その後の伸ばし方も「自分たちのできることの延長線上で頑張ってきた」みたいなところがあって。

例えば会社のバリューやカルチャーみたいなものって大体『絵に描いた餅』になりがちなんですけど、akippaの人達ってめっちゃバリューやカルチャーを大事にするんですよ。トップダウンで考えたわけではなく、自分たちで大事にしているものを言語化して運用しているのでそういうふうに受け止められたり行動できたりするんだと思います。

森村:自分たちが大事にしたい「ホスピタリティ」や「カルチャー」を実現できているかどうかを、ちゃんと自分たちの頭で考え、言葉で話すので、自ずと身の丈にあったビジネスとか組織運営ができるんだなと思っています。そういう背景があるため非常に居心地のいい会社になってるんじゃないかなとは思っています!

森村
森村

すみません、ちょっと言葉になかなかしづらいんですけど、凄い良い会社なんですよ!

赤塚
赤塚

良い会社なのが凄く伝わってきます…!

自分たちのカルチャーやホスピタリティを大事にして『実行』していってるからこそ

一緒に働く人は『一緒に実行してくれる人』を求めてるっていうことなんですね。

チャレンジ精神大歓迎!得意や興味を生かしてキャリアパスが可能

井上:組織としてもプロダクトとしても、まだ「作りきれてない部分」がたくさんある中で『これから自分で作っていくんだ!』という気持ちを持って一緒に作っていってくださる方、それを『楽しい』って思える方にとって、akippaは非常に面白い環境なんじゃないかなとは思っています。

例えば、社員の方には組織づくりにもコミットしていただけます。制度設計とかもそうですし、例えばEM、エンジニアマネージャーとかVPoEのエンジニアの部長職以上のポジションなんかも。こういうポシジョンも全然空いてるので、組織のキャリアパスをそこに設定して上がっていきたいんだ!って方はステップアップができると思います。

赤塚
赤塚

エンジニアさんにとって多方面の経験を積めたりチャレンジできるのって凄いメリットですよね!

井上
井上

あ、正社員だけじゃなく、業務委託の方も全然面白いと思ってもらえる要素はあって。技術的にも全然整ってないところはたくさんあるので、サービスづくりの中で技術的なチャレンジをしたい!という方にとっては裁量の幅もありますし、楽しい環境なんじゃないかなと思います。

赤塚
赤塚

私もそう思います!素敵なお話がたくさんすぎる!ありがとうございました。

まとめ

というわけで、今回はakippa株式会社のお二人にお話を伺ったんですが、本当に楽しくてあっという間の時間でした。ただ仕事としてそこに参画する、それ以上に多方面からサービスを考えるスキルを養うことの大切さや面白さ、会社みんなで雰囲気を作りながら、個々のキャリアパスを進めていける環境にとても魅力を感じました。


スピーカー

ゲスト

井上 直登
akippa株式会社 プロダクトグループマネージャー兼PdM

ドリコムに新卒入社し、主にサービス企画職として、新規事業の立ち上げや推進に携わる。その後akippaへ入社し、現在はプロダクトグループのマネジメントとPdMを担当。

森村 優香
akippa株式会社 広報

2013年にakippa株式会社に新卒で入社。広報の「ゼロイチ」を経験し、現在まで一貫して広報担当として勤務。
広報としてメディア対応はもちろん、オウンドメディアやSNSの運営、他社の広報サポートにも取り組んでいる。

モデレーター

赤塚 里奈
ACTBE Inc. Works Unit Consultant

1991年4月26日 兵庫県生まれ 2013年、大学在学中にフリーランスWeb・グラフィックデザイナーとして独立。 その後、2017年にデザイン事業と両立しながらトータルスタイリングサロンra-hmを開業し、 パーソナルカラー診断・骨格分析・ヘアメイクなど美容のお仕事もはじめました。 2018年9月からアクトビにフリーランスWebデザイナーとして所属。 妊娠・出産を経て今後のキャリアや働き方への価値観が変わり、フリーランスから正社員へ。 2021年12月アクトビに就職し、ACTBEWORKS コンサルタントに就任。

深沢 周代

1985年10⽉29⽇ ⼤阪⽣まれ。大学卒業後ビルの管理・経理業務に携わりながら個人で不動産の空室対策として2009年にレンタルスペース事業をスタート。翌年2010年12月に夫婦で大阪初のコワーキングスペース「JUSO Coworking」をオープンし、オーナー兼コミュニティマネージャーとして様々なイベントの企画運営やフリーランスの相談役として活動中。その他、SNS運用や地域のネットワーク活動などパラレルキャリア目指して多方面に勉強しているACTOBEWORKSスタッフ。

改めまして井上さん、森村さん、ありがとうございました!!

関連リンク

akippa 公式SNS